実証実験「なみえスマートモビリティ」開始 福島県浪江で日産自動車 オンデマンド配車サービス

 

実証実験で浪江町内を走るワゴン車。奥は窓口を設置している浜通り地域デザインセンターなみえ

 

2022/06/07 09:18

 

 日産自動車は6日、福島県浪江町で展開するオンデマンド配車サービスの実証実験「なみえスマートモビリティ」を開始した。実験は3度目。今回は事業化を見据え、初めて通年で実施する。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の被災地の生活環境改善を図るとともに、地方における公共交通の在り方を探る。

 日曜日を除いて行われ、1日3台のワゴン車が町内を走る。スマートフォンか町内7カ所に設置した「デジタル停留所」で呼び出すと、町中心部や登録者の自宅近くなど約二百カ所で乗り降りできる。夏ごろには飲食店などに「ミニ停留所」を設け、乗降できる場所を順次増やす計画だ。

 受け付けは午前8時(土曜日、祝日は午前9時)から午後7時15分(木、金、土曜日は午後9時30分)まで。JR浪江駅前の浜通り地域デザインセンターなみえに窓口を設置している。

 利用料は無料だが、事前登録が必要。

 

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