今夏入園者数、震災後2番目の1万7535人 福島県田村市常葉町のムシムシランド

 

大勢の人でにぎわうムシムシランド=今季営業最終日の21日

 

2022/08/24 09:40

 

 

福島県田村市常葉町の観光施設「ムシムシランド」の今夏の入園者数は1万7535人だった。前年を1247人上回り、東日本大震災後、2番目に多かった。施設を運営する市常葉振興公社が集計した。

 震災以降の入園者の推移は【グラフ】の通り。今夏は7月16日から8月21日まで営業した。8月に入ってからは天候に恵まれ、販売する「タガメサイダー」が話題になったり、商品化したミヤマクワガタのバッジが注目を集めたりして、客足が伸びた。

 「昆虫」をテーマに地域活性化を推進しようと6月に市内で初めて開いた「全国クワガタサミット」も、ムシムシランドの認知度に好影響をもたらしたと公社は分析している。最終日の21日は、期間中最多の1413人が訪れた。

 公社は「新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、健闘した。昆虫を生かした地域づくりを定着させるため、この良い流れを維持していきたい」としている。

 

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