国天然記念物の鍾乳洞で地域活性化 福島県田村市と獨協大

 

仙台平を視察する学生ら=15日

 

2022/10/17 21:28

 

 国天然記念物「入水(いりみず)鍾乳洞」を核にして、にぎわいを創出しようと、福島県田村市滝根町の入水行政区は、獨協大(本部・埼玉県草加市)と連携して地域活性化に取り組む。学生の発想を生かし、まずは空き店舗の活用策を探る。

 入水鍾乳洞は、本格的なケービング(洞窟探検)が楽しめる洞窟として知られる。ただ、入り口にある民有の店舗は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて閉じてしまい、隣接する釣り堀なども遊休施設となっている。誘客に向け、近辺の再生が大きな課題となっていた。

 獨協大は東日本大震災発生後、市の復興を支援しており、今回の連携事業につながった。持ち主や近隣住民の意向を踏まえて学生らが空き店舗解消の案を練る。県の「大学生の力を活用した集落復興支援事業」の採択を受けて進める。

 近くには観光鍾乳洞「あぶくま洞」や、阿武隈の山並みを望む仙台平、文化財「入水三十三観音」などがあり、こうした観光資源の魅力向上策も合わせて検討する。

 獨協大の鈴木涼太郎教授(外国語学部)と米山昌幸教授(経済学部)、学生4人は15、16の両日、滝根町を訪れ、最初の実態調査に当たった。12月にも調査を予定している。2023(令和5)年には具体的な事業を展開したい考えだ。

 佐藤修区長は「学生の若い感性が新たな気付きを与えてくれると期待している」と話している。

 

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