バショウカジキの飼育展示日数、世界最長76日に アクアマリンふくしま

 

潜水給餌中の職員とバショウカジキ(左)=アクアマリンふくしま提供

 

2022/12/12 16:40

 

 福島県いわき市小名浜のアクアマリンふくしまが飼育展示しているバショウカジキが11日、飼育展示の世界最長記録を更新し、76日目を迎えた。

 飼育中の個体は全長約1・2㍍で、9月27日から館内の潮目の海「黒潮水槽」で展示を開始した。これまでは2009(平成21)年に同館で展示された個体が飼育展示世界最長記録で75日だった。

 記録更新について飼育担当の藤井健一さんは「素直に嬉しい。体が大きく頑丈だと思う。現在、潜水給餌(きゅうじ)も行っているので見に来てほしい」と喜びをかみしめながら来館を呼びかけた。

 バショウカジキは芭蕉(ばしょう)のような大きな背びれが特徴。高速で遊泳し、体表が傷つきやすいことから採集や運搬、飼育が非常に難しいとされる。展示中の個体も展示開始当初は尾びれに傷があり、水槽の壁に当たり鼻も折れてしまったが、尾びれについては回復しているという。

 

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