初のスパークリングワイン、販売開始 福島県川内村産ブドウ使用、村内ワイナリーで醸造

 

川内村産のブドウを使ったスパークリングワインをPRする猪狩社長(右)と遠藤村長

 

2022/12/22 21:09

 

 福島県川内村産のブドウを使用し、村内のワイナリーで醸造した初めてのスパークリングワインが完成し、22日に村内で販売が始まった。村複合商業施設「YO―TASHI」で試飲販売会が開かれ、村関係者が待望のスパークリングワインを味わった。

 発売したのは、かわうちワインの村産「ヴィラージュ」シリーズの「ロゼスパークリング2021(メルロー)」と微発泡「ペティアン2021(シャルドネ)」の2種類。スパークリングは美しいピンク色で、酸味と豊かな香りが漂う。ペティアンは白で、和かんきつの香りと滑らかな口当たりが特徴だ。

 スパークリングは限定約800本で3850円(税込み)、ペティアンは限定約350本で3520円(同)。製造元のかわうちワインをはじめ、YO―TASHIなどで扱っている。23日からは福島市や浜通りなどで販売を始める。

 試飲販売会で、かわうちワインの猪狩貢社長は「クリスマスにぴったり。多くの人に味わってほしい」、遠藤雄幸村長は「ブラボーな味。震災後の支援への感謝の泡が詰まっている」と語った。

 23日午前9時30分から、福島市のコラッセふくしま1階にある県観光物産館で販売する。午後2時からセレモニーを行う。

 

 

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