復興への取り組み意見交換 会津大とふたば未来学園高の学生、生徒ら 福島県内の被災地訪問

 

ICTを活用した福島の未来について発表する参加者

 

2023/02/20 21:03

 

 会津大とふたば未来学園高の学生、生徒、留学生らは20日、福島県双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館や南相馬市の福島ロボットテストフィールド(ロボテス)を訪れた。被災地の課題や復興への取り組みについてアイデアを出し合った。

 会津大の主催で両校合わせて9カ国の30人が参加した。ロボテスでは同大が研究するロボットの操作などを体験。さらに、ワークショップを開き、グループに分かれて情報通信技術(ICT)を活用した福島の未来などについて意見交換した。浜通りのオンラインツアーや災害時のドローンによる物資運搬事業などのアイデアを発表した。

 会津大大学院博士後期課程2年のジェイムス・ピンクルさん(米国出身)は人口減少を課題とし、テーマパークの設置など若者の楽しみをつくる案を紹介した。「原発事故の経過や地域の現状を知り、どうすれば人々が戻るのか考えた。初めて訪れる施設ばかりで楽しく学べた」と振り返った。

 

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