双葉町役場新庁舎前に桜植樹 福島民報社「ふるさと大好き 59市町村応援プロジェクト」完了

 

植樹式に臨む(左から)鎌田取締役、志賀さん、加藤さん、徳永副町長、伊沢町長、平岩副町長

 

2023/03/29 09:13

 

 福島民報社は28日、福島県双葉町役場新庁舎前のロータリーに桜の「ジンダイアケボノ」を植樹した。県内市町村の地域づくりを後押しする「ふるさと大好き 59市町村応援プロジェクト」の一環。2016(平成28)年から県内各地で苗木を植える活動を進めてきたが、双葉町を最後に県内全59市町村で終了した。

 現地で記念植樹式が行われ、福島民報社の鎌田喜之取締役販売担当が「木が幹を伸ばし、町の復興の象徴として住民や来町者に癒やしを届けてくれるよう期待したい」とあいさつした。伊沢史朗町長が「木の成長とともに、町の復興に向けて少しずつ、着実に歩みを進めたい」と語った。

 鎌田取締役と伊沢町長がスコップで苗木の根元に土をかぶせた。徳永修宏、平岩邦弘両副町長、まちづくり会社「ふたばプロジェクト」の加藤奈緒さん(24)、住民の志賀隆貞さん(73)が立ち会った。

 プロジェクトは森林や里山保全の機運盛り上げを目指して展開し、59市町村に目録を贈って順次、植樹した。双葉町には2017年3月に目録を贈呈していた。東京電力福島第1原発事故に伴う町の避難指示が昨年、一部で解除され、6年越しで植樹が実現した。

 

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