震災10年の福島上空から眺める 猪苗代湖、浜通りなど遊覧
東日本大震災から十年が過ぎた福島県の様子を空から見る「ふくしまふるさとフライト」は二十八日、福島空港発着で行われた。
県の主催。県内の小中高校生らを招待し、四月三日まで計六本運航する。フジドリームエアラインズ(FDA)の旅客機による四回目のフライトには小学生と保護者合わせて四十七人が参加した。
猪苗代湖、磐梯山を望み、県北地方を経て相馬、南相馬両市の海岸沿いを巡る約六十分の遊覧飛行を楽しんだ。あいにくの曇り空だったが、時折雲の切れ間から見える古里の景色を子どもたちはじっくりと眺めていた。
郡山市から参加した郡山ザベリオ学園小二年の小山凜太郎君(8つ)は「空から見る福島県はとてもきれいだった」と喜んでいた。