ふくしま駅伝11月21日開催 2年ぶりに白河―福島結ぶ16区間
福島県の福島陸協と福島民報社は11月21日の第33回市町村対抗県縦断駅伝競走大会(ふくしま駅伝)を、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底した上で、2年ぶりに白河市と福島市を結ぶ16区間で開催する。30日、市町村担当者会議を郡山市のゆとりろ磐梯熱海で開き、大会概要を確認した。
福島陸協、福島民報社の主催。県、県教委、ラジオ福島、テレビユー福島の共催。今大会は従来通り白河市のしらかわカタールスポーツパーク(市陸上競技場)をスタート地点とし、福島市の県庁前までの16区間、95キロを走る。
これまで設けていた「高校生またはシニア」などの限定区間を解除し、参加しやすくする。競技の普及、強化のため中学生が参加する7区から9区までの3区間は残す。
ふるさと選手は、昨年は県境をまたぐとして県外在住者は参加を認めなかったが、今大会は所属チームの市町村に在住している選手は参加できる。市の部は2人まで、町村の部は人数制限を設けない。
昨年は郡山市をスタートし、福島市の県庁前をゴールに9区間約50キロで行われた。
東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の影響でチーム編成が困難な南相馬、富岡、大熊、双葉、浪江、飯舘の6市町村は選手登録条件などで特別措置を受けられる。震災後の第25回から三島、金山、檜枝岐、湯川、昭和、川内、葛尾の7市町村は「希望ふくしま」を編成して出場してきた。