福島・浪江町で水素まつり 乗車体験や燃料電池教室など多彩な催し
なみえ水素まつりは22日、福島県浪江町の道の駅なみえで開かれた。水素カートの乗車体験や燃料電池教室など多彩な催しを繰り広げた。
町と、水素の利活用・まちづくりに関する連携協定を町と締結した住友商事の主催。アムラックストヨタ、トヨタ自動車、KINTOの協力。水素エネルギーの理解を促進し、水素社会の実現を目指す狙い。
道の駅の屋外スペースで開かれた水素カートの乗車体験では、3歳から中学生までの児童・生徒が係員の付き添いを受けながらゆっくりとコースを回った。乗車した川越奏祐君(11)=石川小6年=は「音が静かで乗り心地が良かった。この車が将来的に世界で使われるようになってほしい」と話した。
燃料電池教室では、水の電気分解で発生した水素と酸素の結合によって生産された電気を利用して、オルゴールを鳴らす実験が行われた。
このほか、トヨタ自動車の水素燃料電池キッチンカーが展示された。水素のある生活を体験するゲームコーナーも設けられた。