2023年10月に創立100年記念式典 福島県の双葉高
創立100年を記念したロゴマーク
2022/03/26 21:16
東京電力福島第一原発事故に伴い休校が続く、福島県の双葉高の創立100年記念式典が2023(令和5)年10月8日に行われる。26日、福島県いわき市のラトブで開かれた記念事業実行委員会で決まった。
100年の節目に双葉高の今後を考え、東日本大震災や原発事故を乗り越えて母校を後世につなぐ機会にする。
実行委員会には委員14人が参加した。記念誌の作成状況などが報告されたほか、記念ロゴマークや記念賛歌の制作も報告された。
記念ロゴマークは湯本高校長などを務めた原秀司さん(双葉高卒)が作った。「母校愛をつなぎ、存続や再開を願い、伝統の明かりをともし続ける」との願いを込めた。記念賛歌は2004(平成16)年に太宰治賞に輝いた作家の志賀泉さん(同校卒)が作詞。ミュージシャンの渡辺俊美さん(同校卒)が作曲を手掛けた。
記念式典の場所や記念事業の実施内容などは今後協議を重ねて詰める。
双葉高は1923(大正12)年、旧制双葉中として創立。2011年の原発事故により避難を強いられ、生徒数減少のため2017年3月に休校した。