福島県警察学校初任科生が津波行方不明者捜索 福島県浪江 生徒52人が双葉署員らと

 

行方不明者の手掛かりを探す県警察学校初任科生

 

2022/05/30 21:05

 

 福島県警察学校初任科生は30日、福島県浪江町の請戸中浜地区の海岸で、東日本大震災の津波による行方不明者の捜索に取り組んだ。

 4月に採用された短期課程の生徒52人が双葉署員らとともに参加した。黒沢毅署長から「一つでも多くの手掛かりを見つけ、行方不明者の家族に渡すという強い気持ちで取り組んでほしい」と訓示を受けた後、レーキで砂浜を掘り起こし、手がかりを探した。

 初任科生の原慧士郎さん(23)は富岡町出身で、東京電力福島第一原発事故による避難を経験した。「行方不明者の家族のためにと思って臨んだ。手掛かりを探す難しさを感じた」と語った。

 

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