フラ女将、3年ぶり活動再開へ 18日にオンステージ 福島県いわき
ステージ活動再開に向けて練習する「フラ女将」のメンバー
2022/06/09 09:24
福島県いわき市のいわき湯本温泉の旅館女将(おかみ)でつくる「フラ女将」が18日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休止していた温泉街での本格的なステージ活動を3年ぶりに再開させる。着物姿の女将があでやかなフラダンスを披露し、新型コロナで宿泊客が減少している温泉街のにぎわい回復につなげる。
フラ女将は、東京電力福島第一原発事故による風評で宿泊客が落ち込んでいた温泉街を活気づけようと、2016(平成28)年から活動を始めた。現在は8人が踊り手を務めている。
温泉街のイベント「フラのまちオンステージ」で踊りを披露してきたが、コロナ禍の影響で2020(令和2)年度は中止、2021年度は1回のみの開催だった。今年度、オンステージが18日から9月まで毎月1回開かれることが決まり、4月から練習を再開した。
18日のオンステージは午後6時半から、いわき市常磐湯本町の鶴の足湯広場で催される。フラ女将は午後8時ごろから20分程度、ステージに立つ。本番に向け、メンバーは8日、振り付けを確認した。
フラ女将メンバーの小井戸文恵さん(56)=旅館こいと=は「温泉街に客を呼び込み、活気を取り戻すきっかけにしたい。まずは、私たち女将が前を向かなければ」と張り切っている。