急カーブなど難所解消 国道399号十文字工区が開通 福島県いわき市小川町

 

開通した国道399号十文字工区を通行する車の列

 

2022/09/18 09:57

 

 

 福島県が「ふくしま復興再生道路」として整備してきた、いわき市小川町の国道399号十文字工区(延長6・2キロ)は、17日に開通した。急カーブなどの連続した難所が解消され、川内村から市内中心部への移動時間が短縮された。救急搬送や通勤、物流の分野で利便性が向上した。

 現地で開通式典が行われ、関係者約50人が出席した。井出孝利副知事が式辞で「沿線自治体の交流が活発化し、復興の後押しになってほしい」と期待した。遠藤雄幸川内村長が「心待ちにしていた。阿武隈山地の地域にとって重要な道路となる」と祝辞を述べた。

 井出副知事らがテープカットとくす玉割りをし、車で新たな道路を通行した。

 県が2011(平成23)年度に事業に着手した。県が南側、国土交通省が北側を権限代行事業として施工した。幅員7・5メートルの片側1車線で、川内村中心部からいわき市役所までの移動時間は従来より約10分短縮される。

 

 

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