浪江町で行われたドローン長距離飛行の実証実験

2023/06/22 18:30

　ドローンの生産などを手がけ、福島県伊達市に事業所を構える石川エナジーリサーチ（本社・群馬県）は、最大約４０キロ飛行可能なマルチコプター式ドローンの開発を進めている。同社によると、回転翼を複数備えた「マルチコプター式」のドローンが４０キロ飛べるようになれば国内最長とみられる。２０２４（令和６）年度以降の実用化を目指す。

　２２日、同県浪江町の福島ロボットテストフィールド浪江滑走路で実証実験を行った。ドローンは、同社が独自開発し特許を取得した「無振動エンジン」を搭載する。最大約５キロの荷物を積めるため、離島への物流や、災害発生時の物資運搬で利用できる。石川満社長は「長い距離を飛べるドローン開発を進める」と語った。