カプセルトイの入った自販機をお披露目する関係者

 

2023/10/16 09:42

 

完成したキーホルダーの一部

 

　福島県大熊町でインターンシップ事業などを展開するＯｒｉａｉ（オリアイ）＝本社・東京都＝とＪＲ東日本水戸支社原ノ町統括センター、大熊町の３者が連携して作成していたカプセルトイが完成した。町の新たなお土産品として売り出し、観光振興や地域活性化につなげる。１５日、町内の地域交流拠点「ＫＵＭＡ・ＰＲＥ（クマ・プレ）」でお披露目会が開かれた。

　町のマスコットキャラクター「まあちゃん」と「おおちゃんくうちゃん」のキーホルダーがカプセルに入っている。第１弾として「まあちゃんと仲間たち」、「まあちゃんと大熊食ってみっペカ」「まあちゃんと常磐線の仲間たち」の３パターンが並び、計１６種類のキーホルダーを用意した。

　カプセルトイは「ガチャ」や「ガチャポン」などと呼ばれ、３者は世代を超えて親しまれている点に着目した。５月から作り始め、ワークショップも開いて町民の意見も取り入れた。

　公共施設など町内７カ所、ＪＲいわき駅に自動販売機を設けている。料金は３００円。年度内にもキーホルダーの種類を増やし、自販機の設置場所も拡大していく計画だ。

　お披露目会ではオリアイの松井大介社長、新保隆志副町長ら関係者がトイの入った自販機を除幕した。まあちゃんと、ＪＲ東日本水戸支社のキャラクター「ムコナくん」も駆けつけた。