福島県立大野病院後継病院の整備スケジュール前倒し要望 双葉地方町村会

 

佐藤副知事(左から3人目)に要望書を手渡す篠木会長ら

 

2024/01/10 10:07

 

 東京電力福島第1原発事故の影響で休止している福島県立大野病院(大熊町)の後継病院を2029(令和11)年度にも開院する基本構想に関し、双葉地方町村会は9日、佐藤宏隆副知事に整備スケジュールの前倒しを要望した。佐藤副知事は「できる限り速やかに進めていく」と述べ、2024年度内に取りまとめる基本計画に具体的な整備方針を反映する考えを示した。

 会長を務める篠木弘葛尾村長が県庁で佐藤副知事に要望書を手渡し、「双葉地方に居住している住民はもとより、帰還を検討している住民も一日も早い開院を待ち望んでいる」と強調した。後継病院が開院されるまでの間、双葉地方での医療人材の確保や医療提供体制の充実も求めた。

 

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