マルト×磐城農高×ふたば未来学園高 共同開発、販売 どら焼きやコロネパンなど 浜通りの食材を活用
どら焼きの販売実習に取り組む磐城農高の生徒
2025/01/21 16:26
共同開発した商品の販売実習に取り組むふたばみらい学園高の生徒
福島県いわき市や茨城県でスーパーを展開する「マルト」は18日、楢葉町産サツマイモなどを使って磐城農高(いわき市)や、ふたば未来学園高(広野町)の生徒と開発した商品を発売した。初日は市内のマルトSC平尼子店で両校の生徒が販売実習を繰り広げた。
磐城農高と共同開発したのは、楢葉町産サツマイモ「ふくしまゴールド」を使ったどら焼き「いも太郎」(税込み249円)、国産モモを使ったどら焼き「どら太郎」(同249円)。勿来駅前店を除くマルト全店で通年販売している。開発に携わった阿部雅(みやび)さん(食品流通科3年)は「『いも太郎』は、サツマイモの甘みが感じられるように仕上げた。ぜひ味わってほしい」などとアピールした。
ふたば未来学園高と共同開発したのは、浪江町産のエゴマを使ったかりんとうまんじゅう「なみえの宝箱 えごま餡」(同162円)、楢葉町産のサツマイモを使った「楢葉の宝箱 さつまいも餡」(同162円)、楢葉町産のユズを使った「楢葉の宝箱 ゆず餡」(同162円)。この3品も勿来駅前店を除くマルト全店で通年販売している。
このほか、ふたば未来学園高と共同開発したコロネパン「黄金ツイン」(同195円)や「おさつくりーむぱん」(同249円)、大熊町産イチゴを使った「大熊さんカリサクいちごクイニーアマン」(同270円)、「さつまいもシフォンケーキ」(同430円)など6品は18、19の両日にマルトSC平尼子店のみで販売した。シフォンケーキの開発に携わったふたば未来学園高スペシャリスト系商業3年の佐藤優香さんは「楢葉町のサツマイモで作ったペーストを生地に練り込みました」とPRした。