震災と原発事故の被災地から、現代アートを通じて復興・創生を発信 26日まで福島県広野町
ディレクターを務める山崎さんと自身の作品
2025/01/26 10:46
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被災地から復興・創生を発信する「余白のアートフェア/マージナルアートフェア福島広野」は25、26の両日、福島県広野町の二ツ沼総合公園内で開かれている。国内外の約40組の作家による現代アート作品が展示されている。
実行委員会の主催で、セイタロウデザイン(本社・東京都)代表の山崎晴太郎さんがディレクターを務めている。Jヴィレッジ(楢葉・広野町)が原発事故対応拠点となったことなどを踏まえ、復興の前線基地の役割を果たした広野町を可能性に満ちた「余白」の土地と捉えて初めて企画した。
公園内の「合宿の宿」「清明館」などに絵画や写真などの現代アート作品約250点を展示し、作家が直接紹介している。
自らの作品も展示している山崎さんは25日、報道陣の取材に「アートを通じて復興の未来をつくっていきたい」と話し、今後も広野町で取り組みを継続する考えを示した。
26日の開催時間は午前9時30分から午後3時まで。入場料は600円。高校生以下は無料。