純米酒「いわきハタチ酒」完成 プロジェクト参加の大学生らに贈呈 福島県いわき市

 

永山代表から「いわきハタチ酒」を贈呈される第7期生

 

2025/03/06 18:06

 

 酒造りを通して若者に日本酒に親しんでもらう「いわきハタチ酒プロジェクト(第7期)」の新酒贈呈式は2日、福島県いわき市のいわき新舞子ハイツで行われ、プロジェクトに参加した大学生らに純米酒「いわきハタチ酒」が贈られた。

 プロジェクトに参加した7人のうち、大学生と社会人合わせて4人が出席。永山満久代表(澤木屋社長)が「1年間にわたり、酒造りに参加していただいた。年々いわきらしい酒に仕上がっている。飲食店や自宅で味わうなどして見守ってほしい」とあいさつした。

 永山代表が7期生の伊藤向日葵(ひまり)さん、市原光悠さん、湯野川祐希さん、渡辺麻稀さんに「いわきハタチ酒」を手渡した。7期生代表の伊藤さんの発声で乾杯後、懇親会を開き、ボランティアとして関わったメンバーを交えて新酒と料理を味わった。

 プロジェクトは市内の酒販店などが協力して2018(平成30)年度に始まった。今年度は7期生が市内常磐藤原町で昨年5月に酒米「夢の香」の田植え、9月に稲刈り、今年1月から2月にかけて太平桜酒造で仕込み作業に取り組んだ。初めて参加した20歳の伊藤さんは「いわきの日本酒造り文化に触れることができて楽しかった」と語った。

 新酒は4号瓶(720ミリリットル)が税込み1760円、一升瓶(1800ミリリットル)は同3410円。市内の「あわのや酒店」「さわきや」「タイヘイ酒店」で販売している。問い合わせは「さわきや」へ。

 

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