「イ」のスマホスタンド開発 イノベ倶楽部×磐城高箸 福島県産スギ間伐材使用
「イ」って何のイだろう-。文字をそのまま形にしたデザインや独創的なパッケージを取り入れたスマートフォン用のスタンド「イノベのイロハスタンド」が登場した。二十七日に発売する。
福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想の実現に向け、企業や団体、省庁、自治体、大学などが集まり昨年二月に発足した福島イノベ倶楽部と、いわき市田人町で地元間伐材を使った割り箸などを製造する磐城高箸(高橋正行社長)が開発した。
高橋社長が福島イノベ倶楽部と打ち合わせを重ねデザインを考案した。素材には県産スギの間伐材を使用し、福島・イノベーション・コースト構想の重点六分野(廃炉、ロボット・ドローン、エネルギー・環境・リサイクル、農林水産業、医療関連、航空宇宙)に合わせ、六枚の板を貼り合わせ「イ」の字を作り出している。
二十七日から浜通りの道の駅などで販売するほか、福島イノベ倶楽部が交流人口拡大のために展開予定の「イノベツーリズム」の土産品として活用する。価格は八百八十円(税込み)。問い合わせは磐城高箸へ。
高橋社長は「イノベのイだけでなく、意外性、逸品、異次元などさまざまなイの思いを詰め込んだ。この商品を手に取り、たくさんの発想の転換が生まれるきっかけになってもらえれば」と期待を込めている。
販売施設は次の通り。
セデッテかしま、道の駅南相馬(南相馬市)道の駅なみえ(浪江町)Jヴィレッジ(楢葉、広野町)道の駅ならは(楢葉町)道の駅よつくら港、石炭・化石館ほるる(いわき市)