南相馬の豊田農園 グッドデザイン賞を受賞
日本デザイン振興会は2020年度のグッドデザイン賞を発表した。
全国で1,395件、福島県関係は、南相馬市の豊田農園が企画した日本酒「soma」を含む10件が受賞した。
このうち、特に優れた作品を選んだトップ100の
「グッドデザイン・ベスト100」に、飯舘村の災害公営住宅「大師堂住宅団地」が選ばれた。福島民報社の新聞広告「おくる福島民報2019」、ラジオ福島と共同で実施した「夜の避難訓練」などを含む防災啓発活動「まさかを無くす防災アクション」がグッドデザイン賞に入った。
ベスト100は「グッドデザイン大賞」など特別賞の対象となる。
特別賞は10月30日に決定する。
大師堂住宅団地は木造の仮設住宅を再利用し、東京電力福島第一原発事故に伴う避難者向けの災害公営住宅として整備した。
審査員からは、「設計も緻密かつ丁寧に行われていて素晴らしいが、何よりも資材循環の実現が社会的意義が大きい」などと評価した。
南会津町のはりゅうウッドスタジオ、南相馬市の関場建設などが携わった。