トラックに児童の絵、ラッピング車体お披露目
富岡町の富岡産業団地に進出する運輸業の宮田運輸(本社・大阪府高槻市)は
27日、町内の富岡小中富岡校で児童が描いた絵を車体にラッピングしたトラックを披露した。
同社などが交通事故防止のため全国で取り組んでいる
「こどもミュージアムプロジェクト」の一環で、
地域を明るくしようと企画した。
富岡小富岡、三春両校の1、2年生計8人が8月にクレヨンで描いた絵を、
大型トラックの荷台部分にラッピングしている。
絵は未来への思いがテーマ。家族や町の豊かな自然などが描かれている。
「とみおかがんばれ」や「おしごとがんばってね」のメッセージも盛り込んだ。
児童は自分が描いた絵を見つけると、大きな歓声を上げていた。
■町と立地協定調印
イベントに先立ち、町と同社との立地協定の調印式が行われ、
宮本皓一町長と宮田博文社長が協定書を交わした。
宮本町長は「被災地が抱える物流環境の改善に大きく前進する」とあいさつ。
宮田社長は「地域の命と暮らしを支え、物流を通して幸せを届けていきたい」と述べた。
同社は約2.5ヘクタールの敷地に事務所や倉庫を備えた物流センターを整備する。2021年度内の操業開始が目標で、15人の新規雇用を予定している。
同産業団地への進出決定は5社目。