福岡の高校生 修学旅行で相双を訪問

 

福岡県立福岡高2年生が11月3日、
学旅行で東京電力福島第一原発事故に伴い全町避難の続く双葉町などを訪れ、
東日本大震災と原発事故発生当時の状況や復興の取り組みを学んだ。
福島県によると、県外から相双地方に宿泊する高校の修学旅行は初めて。

福島相双復興推進機構(福島相双復興官民合同チーム)が福島県、
県観光物産交流協会と連携し、震災・原発事故の教訓を次世代に伝える
教育旅行として誘致した。
福岡高校の2年生387人が3班に分かれ、
3泊4日の日程で参加している。


この日は東日本大震災・原子力災害伝承館を視察。
隣接する双葉町産業交流センターで
福島大うつくしまふくしま未来支援センターの
天野和彦特任教授の指導を受け、原発事故を想定した
避難所運営シミュレーションを行う防災・減災ワークショップに取り組んだ。

福岡高校の西村桜結(みゆ)さん(17)は、
「当たり前の日常を送る中で、災害は急にやってくると学んだ。
日頃から防災への備えが大事だと感じた」と話した。

甚大な津波被害を受けた浪江町の請戸小なども視察し、
Jヴィレッジ楢葉広野町)に宿泊した。

関連記事

ページ上部へ戻る