福島県内2人死亡23人感染 新型コロナ

 

 県は新型コロナウイルスに感染し、県内の医療機関に入院していた八十代男性二人の死亡と、二十三人の新型コロナ感染が確認されたと十日、発表した。死亡した男性二人のうち一人は七日、一人は九日に死亡した。二十三人の陽性は九日に判明した。県内の死者は累計八十八人、感染者は累計二千百四十四人となった。

 県によると、新規感染者二十三人にはクラスター(感染者集団)が発生した、郡山市の太田西ノ内病院の職員と入院・退院患者計八人、同市の通所型介護施設ライフサポートセンター「家楽」くぼたの職員二人、二本松市の枡記念病院の職員と入院・退院患者計六人が含まれている。

 各クラスターは太田西ノ内病院が計百三十三人、「家楽」が計十七人、枡記念病院が計三十五人となった。

 新規感染者二十三人のうち感染経路不明は二人だった。

 九日現在の入院者は予定を含め二百二十五人で、県が確保している病床四百六十九床に対する使用率は48・0%(前日比3・2ポイント増)となった。

 県発表の二十三人の内訳は次の通り。

 ◆10日発表(9日判明分)▼田村市・2人=80代無職男性、50代会社員女性▼郡山市・10人=20~60代病院職員女性4人、60代自営業男性、60代会社員男性2人、60代介護施設職員女性、60代無職男性、50代会社員男性▼大玉村・1人=60代無職男性▼南相馬市・2人=30代会社員男性、10代学生男性▼塙町・1人=40代女性▼二本松市・5人=90歳以上無職女性、40代病院職員女性、60代会社員男性、70代無職男性2人▼福島市・1人=50代病院職員男性▼矢吹町・1人=40代会社員女性

関連記事

ページ上部へ戻る