浪江町と福島学院大協定 産品で商品開発、人材交流

 

 浪江町と福島学院大・福島学院大短期大学部は十七日、包括連携協定を結んだ。地域産品を活用した商品開発や町と大学間の人材交流などに取り組む。 

 福島学院大は昨年十月、浪江町の酒蔵・鈴木酒造店(山形県長井市で操業中)、無印良品と行った連携授業での学生の提案をきっかけに、今回の協定締結につながった。 

 道の駅なみえで、協定締結式が行われ、吉田数博町長と桜田葉子学長が協定書を交わした。吉田町長は「学生による新しい商品が店頭に並ぶのを楽しみにしている」、桜田学長は「浪江町と連携し、学生の学び、生きる力を育んでいきたい」とあいさつした。 

 今後、学生が浪江町で研修したり、空き店舗を利用したチャレンジショップを開いたりする構想もある。町内の子どもの心のケアの分野で連携していく。 

■酒かすクッキー20日に無料配布 道の駅なみえ

 福島学院大情報ビジネス学科の学生は連携授業の中で、鈴木酒造店の酒かすを使った酒かすクッキー「フルーツバー」の商品化に向け、プロジェクトを進めている。 

 二十日の道の駅なみえグランドオープンでは、学生が試作品計三百個を、来場者に無料配布する。 

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