松元(いわき生まれ)五輪代表 200自、日本新で4連覇 競泳日本選手権

 東京五輪代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権第三日は五日、五輪会場の東京アクアティクスセンターで行われ、男子二百メートル自由形で松元克央(かつひろ)選手(24)=セントラルスポーツ、いわき市生まれ=が自身の日本記録を0秒48更新する1分44秒65で四連覇した。日本水泳連盟が定めた派遣標準記録(1分45秒76)を切って二位以内の条件を満たし、初の五輪代表に決まった。上位四人の合計タイムが八百メートルリレーの選考基準をクリアし、松元選手ら四人が同リレーの代表となった。

 松元選手は四日午前の予選を全体二位、同日夕方の準決勝を全体一位で通過した。決勝は最初の二十五メートルでリードを奪うと、伸びのあるストロークと力強いキックを最後まで崩さず、二位に2秒80の差を付けた。二〇一九年世界選手権の優勝タイムを上回り、日本人選手で初めて1分44秒台に突入。五輪での金メダル獲得に期待が高まった。 

 松元選手は生後三カ月まで、いわき市で過ごした。明治大四年で臨んだ二〇一八(平成三十)年八月のパンパシフィック選手権男子二百メートル自由形で銅メダルを獲得。同月のアジア大会は同種目で銀メダルとなり、八百メートルリレーでは日本の連覇に貢献した。 

 二〇一九年七月の世界選手権は男子二百メートル自由形で1分45秒22の日本新記録で銀メダルに輝き、五輪、世界選手権を通じて同種目で日本人初の表彰台に立った。新型コロナウイルスの影響で昨年四月から十二月に延期された前回の日本選手権で三連覇し、今年一月には日本記録を1分45秒13に更新していた。 

 競泳で福島県関係選手が五輪に出場するのは、二〇一二年ロンドン大会で女子二百メートル個人メドレーに臨んだ加藤和さん(当時山梨学院大四年、福島市出身)、同大会の男子二百メートル平泳ぎで銅メダルを獲得した立石諒さん(当時NECグリーン、郡山市ゆかり)に続き三人目。 

■さらにタイム上げる

 松元克央選手の話 やってきた練習を信じ、しっかり泳げた。今の実力は全て出し切れたが、さらにタイムを上げないと五輪で金メダルは取れない。きょうの記録をベースに強化を続け、0秒1でも縮めたい。 

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