常磐線復興の歩み紹介 原ノ町運輸区 JR東が社員用展示
JR東日本水戸支社は、南相馬市原町区の原ノ町運輸区の会議室に常磐線の復興の歩みを伝える展示館を整備した。七日、報道関係者に公開した。
展示館には、新地駅で東日本大震災の津波被害を受けた車両「244M」と駅周辺を再現した模型のほか、昨年三月に全線で運転を再開するまでの動きを紹介するパネルを展示している。震災当時の富岡駅長の証言などの映像も流している。
震災の記憶が風化している現状に危機感を持った社員が企画した。展示館は三月末に開所した。主に同社の社員研修で活用し、一般公開はしない。