福島県内26人感染 11、12日県発表

 

 福島県は十一日、県内で十五人の新型コロナウイルス感染が確認され、十二日には十一人の感染が確認されたと明らかにした。両日合わせて二十六人が感染したと発表した。十五人は十日、十一人は十一日に陽性が判明。県内の感染者は累計二千八百十七人となった。

 県によると、十日に陽性が確認された十五人には、クラスター(感染者集団)が発生した福島市の介護付有料老人ホーム「メープルハイム苑華(そのか)」の入所者一人が含まれており、同施設のクラスターは計六人に広がった。十一日に感染が判明した十一人には、郡山市がクラスターの発生を発表した市内の私立高校の男子生徒三人が含まれている。

 県が確保している病床四百六十九床に対する使用率は十日時点で45・4%(前日比6・8ポイント減)となり、感染状況が最も深刻なステージ4(爆発的感染拡大)の指標「50%以上」を七日ぶりに下回った。十一日時点の病床使用率は42・0%(前日比3・4ポイント減)となっている。

 二日間の感染者二十六人のうち、感染経路不明は九人だった。県発表の二十六人の内訳は次の通り。

 ◆11日発表(10日判明分)▼いわき市・6人=30代会社員男性、70代無職男性、70代無職女性、40代会社員男性、80代無職男性、20代会社員女性▼福島市・4人=60代会社員男性、70代自営業男性、70代自営業女性、80代無職女性▼郡山市・2人=30代会社員女性、30代学生男性▼伊達市・2人=30代会社員男性、40代会社員男性▼南相馬市・1人=60代会社員女性

 ◆12日発表(11日判明分)▼矢吹町・1人=60代会社員男性▼いわき市・7人=10~60代会社員男性5人、60代公務員男性、30代会社員女性▼郡山市・3人=10代学生男性3人

■福島県内44人退院 退所は7人

 県内で新型コロナウイルスに感染した入院者四十四人が十一日までに退院した。同日までに宿泊療養施設入所者七人が退所し、自宅療養者二人が療養解除となった。県が十二日までに発表した。

 十一日現在の入院者は予定者、宿泊療養施設入所者、自宅療養者を含め二百九十四人で、このうち重症者は十一人となっている。

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