福島県内1人死亡27人感染 二本松北小のクラスター計16人に
福島県は新型コロナウイルス感染により県内の医療機関に入院していた七十代男性の死亡と、二十七人の新型コロナ感染が確認されたと二十日、発表した。七十代男性は十八日に死亡した。感染者二十七人は十九日に陽性が判明した。県内の死者は累計百十九人、感染者は累計三千三十四人となった。
感染経路不明は五人だった。十九日現在の入院者は予定を含め二百二十四人で、県が確保している病床四百六十九床の使用率は47・8%(前日比0・7ポイント増)となった。
県発表の二十七人の内訳は次の通り。
◆20日発表(19日判明分)▼二本松市・10人=10歳未満女性3人、10歳未満男性4人、10代女性、20代女性、30代会社員男性▼いわき市・9人=40代会社員男性、30代会社員女性、40代会社員女性、10歳未満男性2人、70代無職男性、60代無職男性、50代無職女性、10代学生女性▼伊達市・2人=60代会社員男性、50代会社員男性▼福島市・1人=40代自営業男性▼郡山市・1人=20代女性▼白河市・1人=40代パート従業員女性▼相馬市・1人=40代会社員男性▼南相馬市・1人=40代会社員男性▼国見町・1人=20代会社員女性
■新たに10人陽性判明 二本松北小・クラスター計16人に
二本松市はクラスター(感染者集団)が発生している市内の二本松北小で新たに児童八人、教職員二人が新型コロナウイルスに感染したと、二十日に発表した。十人は十九日に陽性が判明し、二十日の県発表分に含まれる。同校の感染者は計十六人となった。
市によると、感染は主に特定のクラスに集中しているという。今週までに全児童三百六十六人、全教職員三十四人のPCR検査が完了する予定。感染拡大を受けて、同校は臨時休業を三十日まで延長する。不足した日数は長期休業を活用して確保する見通し。
■福島県内12人退院 退所6人、解除2人
県内で新型コロナウイルスに感染した入院者十二人が十九日、県内の医療機関を退院した。宿泊療養施設入所者六人も同日、退所した。自宅療養者二人の自宅療養も解除した。県が二十日、発表した。
十九日現在の入院者は予定者と宿泊療養施設入所者、自宅療養者を含め二百八十一人。このうち十一人が重症となっている。