福島県飯舘村からの避難犬モデルに家庭用ゲームソフト開発 仙台のピクセル

 東京電力福島第一原発事故により福島県飯舘村から仙台市の夫婦に引き取られた犬「ヒューガ」がモデルとなったゲームソフトが三日、発売された。犬を引き取った佐々木英州(ひでくに)さん(46)が社長を務めるゲーム会社ピクセルが、家庭用ゲーム機ニンテンドースイッチ向けに開発した。原発事故から十年の節目での販売開始。佐々木社長は今は亡きヒューガを思い、本県の復興や風評払拭(ふっしょく)を願い続ける。

 ヒューガは原発事故で避難を強いられ、飼い主と離れて宮城県内の保護施設にいるところを佐々木社長と久美さん(46)夫婦に引き取られた。

 飼い主だった少年がゲーム好きだったこともあり、佐々木社長は二〇一七(平成二十九)年にヒューガを主人公とするシューティングゲームの開発に着手。翌年にはパソコンとスマートフォン用ソフトを発表し、多くの人に遊んでもらうためスイッチ向けの発売を目指してきた。着想を与えてくれたヒューガは二〇一九年九月に息を引き取り、古里の飯舘に眠っている。

 ソフトのタイトルは「ホーギーヒューwithフレンズ」。飛行機に乗った犬の主人公が侵略者に立ち向かうシューティングゲームだ。舞台となる世界・エターデイは飯舘の村名をもじった。

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 ソフトはオンラインストア「ニンテンドーeショップ」でダウンロードできる。価格は二千二百円(税込み)。詳細はピクセルのホームページに掲載している。URLはhttps://pixel-co.com/

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