オーストラリアサッカー男子五輪代表 福島県のJヴィレッジで合宿 7月1~8日
東京五輪のオーストラリアサッカー男子代表は7月1日から8日までJヴィレッジ(福島県楢葉・広野町)で事前合宿を行う。楢葉町が28日に発表した。県内で最初に行われる事前合宿となる。新型コロナウイルス感染防止のため、練習の一般公開や交流事業は実施しない。
町によると、今月上旬に事前合宿の打診があり、楢葉、広野両町とJヴィレッジが協議し、受け入れを決めたという。選手の多くは1日に入国予定で、選手、スタッフ合わせて30~40人が宿泊し、天然芝のピッチで調整を行う。宿泊客や来場者との動線は別にし、接触することがないよう徹底する。
Jヴィレッジの上田栄治副社長(67)は「施設を合宿場所に選んでいただき光栄」と歓迎した。Jヴィレッジは今春、Jリーグの外国人選手の入国後の隔離施設として使用され、新型コロナ対策の実績がある。上田副社長は「経験を生かして、良いサポートをしたい」と力を込めた。
オーストラリアは7月22日の1次リーグC組初戦でアルゼンチンと対戦する。アルゼンチンは楢葉、広野両町が復興「ありがとう」ホストタウンとなっている。楢葉町の担当者は「両チームとも応援したい。合宿を機にオーストラリアとのつながりを深めたい」と語った。