侍ジャパン、福島市での初陣を白星で飾る 「復興五輪」掲げた野球開幕戦

 野球の東京五輪日本代表は28日、福島県福島市の県営あづま球場でドミニカ共和国との初戦に臨み、4―3と逆転サヨナラ勝ちした。福島の地での初陣を白星で飾った「侍ジャパン」は、正式競技として初となる悲願の金メダル獲得に向けて好スタートを切った。

 6回まで両チームとも無得点と緊迫した投手戦が続いたが、7回表に日本は2点先制を許した。9回表にも1点を失い、1―3で迎えた9回裏に村上宗隆(ヤクルト)の適時打と甲斐拓也(ソフトバンク)のスクイズで追い付き、1死満塁としてチャンスを広げると坂本勇人(巨人)が中越えにサヨナラ打を放ち、勝負を決めた。

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの「復興五輪」を大会理念に掲げて野球競技で唯一本県で行われた開幕戦では、始球式を投手の宝佑真さん(14)=相馬市・中村一中3年=、捕手の小泉直大(なお)さん(14)=新地町・尚英中3年=が務めた。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が宝さんに球を手渡し、投球を見守った。国民的スター選手として活躍した王貞治さん、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のリカルド・フラッカリ会長、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長がグラウンドで立ち会った。

 野球は6カ国で争われ、1次リーグA組の日本は31日正午に横浜市の横浜スタジアムでメキシコと2戦目を戦う。

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