新型コロナ 20代以下の感染44・5% 8月の福島県内 帰省や会食で増加

 福島県は県内で94人の新型コロナウイルス感染が確認されたと22日、発表した。94人の陽性は21日までに判明した。今月の新規感染者数の累計は21日時点で2146人。このうち20代以下の感染者数は956人で44・5%を占めた。「第4波」のピークとなった4月の23・6%に比べ、20・9ポイント増。学生らの帰省、家族・親戚間での会食などにより若年層への感染が増えている。

 年代別の感染者数は【グラフ】の通り。これまで月別の感染者数が最多だった5月は20代以下の感染者数が278人(23・6%)、30代以下は429人(36・4%)だった。今月21日時点で30代以下は1294人(60・3%)で、全体の6割を占めた。

 県は感染力が強い変異株「デルタ株」が全国で猛威を振るう中、爆発的な感染拡大が続く首都圏などから県境をまたいで帰省した人から感染が広がったのが要因の一つとみている。

 帰省などの影響は県外居住者の県内での感染増加にもつながっている。県外居住者の感染は直近1カ月(7月22日~8月21日)で80人に上った。県外感染者累計126人の63・5%を占めた。直近1カ月の80人を年代別でみると、20代が36人と最も多く、10代が17人と続いた。

 県によると、県外から県内に帰省後、友人との会食やバーベキューを行い感染が拡大した事例があった。さらに、お盆や葬式などで集まった親戚と会食して集団感染し、その後に家族、知人、職場に感染拡大したケースもあったという。

 このような状況などを受け、福島市は20代のワクチン接種を優先して行い、若年層の感染拡大防止に努める。市によると、優先接種の対象は19歳から29歳の市民約2万8100人。13日から予約を開始し、22日までに約3600人が1回目、または2回目の接種予約をした。ただ、残る約2万4500人は予約していない状況だ。

 県は若者が意義を理解した上で接種に臨めるよう、会員制交流サイト(SNS)などを活用してワクチンの正しい情報などを発信する考えだ。県新型コロナウイルス感染症対策本部の担当者は「分かりやすい情報発信に努める。多くの県民にワクチンを接種してもらいたい」と話した。

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