川俣から中南米の風 福島県川俣町でオンライン・コスキン開幕 きょうまで185団体が演奏披露

 

 国内最大規模の中南米音楽祭コスキン・エン・ハポンの出演者らによるインターネットを活用したイベント「オンライン・コスキン2021」は18日、福島県川俣町で開幕した。国内外の185団体が19日まで、計約20時間にわたり演奏を披露。動画投稿サイト「ユーチューブ」を通じ、フォルクローレの調べを世界に発信している。

 ケーナの響くまちづくり実行委員会の主催、町教委の共催。新型コロナウイルス感染拡大を受け、昨年に続き従来の公演やパレードは中止し、オンラインのみで開催している。

 町内の鶴沢公民館に中継基地を設け、各団体が事前に撮影した5分程度の演奏動画を配信している。実行委員会の斎藤寛幸会長はビデオ会議システムを使い、団体の代表者に演奏に込めた思いや見どころをインタビューし、ライブ感を演出している。

 初日は演奏開始に先立ち、鶴沢公民館で開会式が行われた。藤原一二町長、斎藤会長、佐久間裕晴町教育長があいさつした。

 ユーチューブチャンネルはQRコードを読み取るか、「cosquin online(コスキン オンライン)」と検索すると視聴できる。最終日の配信時間は午前10時から午後8時ごろまで。

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