衆院選公示 31日投開票 福島県内5選挙区10人届け出

 
 第四十九回衆院選は十九日、公示された。午前九時現在、県内の五小選挙区に前職八人、新人二人の計十人が立候補し、十二日間の選挙戦に入った。三十一日に投開票される。

 政党別では自民党が前職五人、立憲民主党が前職三人と新人一人、共産党が新人一人。届け出を済ませた立候補者は選挙事務所前や市街地で第一声を上げた後、選挙カーを走らせ、遊説に入った。

 この十人による選挙戦が確定すれば、一九九六(平成八)年の小選挙区比例代表並立制導入以来初めて県内全選挙区で与野党の一騎打ちとなる。

 立候補の届け出は、1区が県庁北庁舎、2区が県郡山合同庁舎、3区が県白河合同庁舎、4区が県会津若松合同庁舎、5区が県いわき合同庁舎で受け付けており、十九日午後五時に締め切られる。

 政府の新型コロナウイルス対策や今後の経済政策が最大の争点。九年近く続いた安倍、菅両政権の政治姿勢も問われる。県内では復興施策なども争点になるとみられる。四日に発足した岸田文雄政権に大型国政選挙で初の審判となる。

 二十一日の衆院議員任期満了を越えての衆院選は現憲法下で初めて。首相就任から十日後の衆院解散と、解散から十七日後の投開票はいずれも戦後最短。コロナ下で初の大型国政選挙となる。

 県内の有権者数は十八日現在、百五十七万六千三百七十八人(男七十六万九千九百二十二人、女八十万六千四百五十六人)。

■県内5選挙区立候補者

1区   

金子恵美[かねこえみ]    56 立民 前 政党役員 

亀岡偉民[かめおかよしたみ] 66 自民 前 選挙区支部長

2区 

馬場雄基[ばばゆうき] 29 立民 新 政党役員 

根本匠[ねもとたくみ] 70 自民 前 選挙区支部長

3区 

上杉謙太郎[うえすぎけんたろう] 46 自民 前 選挙区支部長

玄葉光一郎[げんばこういちろう] 57 立民 前 政党役員 

4区 

小熊慎司[おぐましんじ]  53 立民 前 政党役員 

菅家一郎[かんけいちろう] 66 自民 前 選挙区支部長

5区

熊谷智[くまがいとも]   42 共産 新 政党役員 

吉野正芳[よしのまさよし] 73 自民 前 選挙区支部長

敬称略、上から届け出順。定数は各選挙区1。19日午前9時現在

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