「殿様プリン」を発売 相馬行胤さんの牧場の牛乳使用

 
 相馬藩33代当主の長男相馬行胤(みちたね)さん(47)が営む牧場の牛乳を使った無添加・完全手作りプリン「相馬藩主謹製ノ品『殿様布顛(プリン)』」=写真=が25日、オンライン産直市場「ポケットマルシェ」で発売した。収益の一部を、相馬野馬追の維持をはじめ、馬事文化継承の活動に寄付する。

 相馬さんは2014(平成26)年、広島県神石高原町に牧場を開設した。食を通し、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の際の相双地方に対する多くの支援に恩返ししようと、東の食の会のプロデュースを得て商品化した。

 自然放牧で育てた牛の生乳と平飼い放牧鶏の有精卵を使用し、優しい甘さが特徴。清めの意味を込めた塩が味を引き立たせる。

 当面はポケットマルシェ(https://poke-m.com/)で販売し、今後、随時販路を拡大していく予定。希望小売価格は1個(90グラム)480円(税別)。ポケットマルシェでの販売価格は、6個で2980円(税込み)。

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 福島県浪江町の道の駅なみえで25日、発売を記念した対談・試食会が開かれた。

 相馬さんと東の食の会専務理事の高橋大就さん、オンラインでポケットマルシェ社長の高橋博之さんが、プリンの商品化に込めた熱い思いを披露した。相馬さんは「手作りプリンを通し、より良い社会の実現につなげていきたい」と語った。

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