請戸のシラウオをタイに初輸出 現地すし店などで好評 福島・浪江

 

請戸漁港に水揚げされたシラウオをパックに詰める柴栄水産の社員

 

2022/03/07 09:50

 

「福島水産フェア」でシラウオ、ヒラメ、アナゴを使った料理を提供しているバンコクの日本料理店

 

 福島県浪江町の請戸漁港に水揚げされたシラウオがタイ・バンコクに輸出され、現地のすし店や日本料理店で好評となっている。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、請戸の水産物が輸出されるのは初めて。関係者は本県漁業の弾みになると期待している。

 震災によって壊滅的な打撃を受けた請戸漁港は2020(令和2年)4月に競りが再開された。今回の輸出は、東北の農林水産業の振興に向けた事業を行っている「東の食の会」(東京都品川区)が企画。浪江町の水産仲卸「柴栄水産」が競り落とし、食の海外流通プラットホームを展開する「epoc」(東京都港区)が輸出と販売を担当した。

 2日に請戸漁港で水揚げされたシラウオは柴栄水産でパック詰めされ、3日にバンコクに空輸された。現地の「福島水産フェア」で相馬市の松川浦漁港のヒラメ、いわき市の久之浜漁港のアナゴとともに提供された。

 請戸のシラウオは、うまみの中に感じるかすかな苦みが絶妙なバランスで、ぷちぷちとした心地よい食感が特徴。柴栄水産の柴孝一社長(83)は「タイの人たちに、請戸のシラウオのおいしさをかみしめてもらいたい。(輸出が)成功すれば、本県漁業の大きな弾みになる」と話した。

 

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