升とストロー共同開発 福島県いわき市産のヒノキ活用 磐城高箸と四家酒造

 

ヒノキの香りを感じながら又兵衛を楽しめる瞬酔

 

2022/04/21 09:27

 

 福島県いわき市の磐城高箸(高橋正行社長)と四家酒造店(四家久央代表社員)は、市内産のヒノキを使った升とストロー「ちゅ~ちゅ~又兵衛『瞬酔』(しゅんすい)」を共同開発した。酒とセットで22日から販売する。

 磐城高箸が手掛ける鉛筆の製造工程からヒントを得て約3年かけ商品化した。日本酒の新たな楽しみ方として提案し、全国に誇る本県の日本酒の消費拡大や知名度向上、地域の魅力発信に貢献する。

 良質のヒノキで作られた升とストローで日本酒を楽しむことで、より強いヒノキの香りと酒のうま味も堪能できる。酒の種類は県酒造組合特別顧問の鈴木賢二さんから助言を受け、長年市民から愛される地酒「又兵衛純米酒いわき郷」を採用した。

 四家酒造店は新型コロナウイルスの感染拡大により一昨年は新酒の仕込みを見送るなど、自身も長引くコロナ禍で大きな影響を受けてきた。2人は「互いの自慢の商品がタッグを組み、いわきを元気にしたい」と意気込んでいる。

 価格は升とストロー、いわき郷(300ミリリットル)のセットで1650円(税込み)。いわき観光まちづくりビューローが運営するネットショップ「いわきの逸品」や市内の酒販店などで購入できる。市内の居酒屋など飲食店でも順次取り扱う予定だ。

 

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