ライスレジンの原料となる資源米の田植え作業

2022/05/05 09:50

　バイオマスプラスチック「ライスレジン」の原料となる資源米の生産などに取り組むスマートアグリ・リレーションズ（本社・福島県浪江町）は４日、福島県浪江町川添と加倉で田植えをした。

　同社は昨年から町内の休耕田などで資源米を生産し、被災地の農地再生と営農再開に取り組んでいる。２年目の今年は１２０アールに植えた。

　収穫したコメは、秋ごろに町内で稼働する予定のバイオマスレジン福島の製造工場でライスレジンの原料として使う。原料を地産地消することで、輸送に伴う環境負荷の軽減を目指す。

　グループ会社のバイオマスレジンホールディングスの中谷内美昭副社長は「水稲は町の原風景の回復にもつながる。浪江産のコメから環境問題の解決を目指す」と話した。