苗を手植えする参加者

2022/05/16 09:40

　福島県浪江町と農業に関する包括連携協定を結んでいる東京農大は１５日、生活用品大手「アイリスオーヤマ」（本社・仙台市）とともに町内の水田に県オリジナル米「天のつぶ」の苗を植えた。

　学生とアイリスオーヤマの社員ら約６０人が、町内南棚塩にある農業生産法人「舞台ファーム」（本社・仙台市）が管理するほ場に手植えした。栽培したコメは「浪江復興米」として、学生が道の駅なみえや同校の生協などで販売する。

　アイリスオーヤマは浪江町をはじめ、東日本大震災の被災地で農業の復興を目指す事業を展開している。

　また東京農大は１５日、町内苅宿でも「天のつぶ」の苗を植えた。生産組合「苅宿ふれあいファーム」の組合員の指導で学生６人が機械を操作した。