飯舘・宇宙エゴマ種まき
宇宙に打ち上げられ、帰還したエゴマの種をまく児童
2022/05/30 21:11
福島県飯舘村の小中一貫義務教育学校「いいたて希望の里学園」の児童は30日、復興事業「東北復興宇宙ミッション」で宇宙に打ち上げられ帰還した村産エゴマの種を村内飯樋の農場にまいた。 5、6年生合わせて18人が参加した。農場を管理している地元の、いいたて結い農園(長正増夫代表理事)のメンバーから指導を受け、育苗トレーや土の中に一粒一粒丁寧に種をまいていった。発芽後は6月中旬ごろまで育苗し、別の畑に植え替えて10月末に収穫する予定。 鈴木慶君(11)=6年=は「小さな種が宇宙に行ったなんて信じられない。立派に育ってほしい」と願った。 東北復興宇宙ミッションは昨年、東日本大震災の被災地から集めた農産物の種などを国際宇宙ステーションに打ち上げた事業。一般財団法人ワンアース(茨城県)が企画した。