「やきそばサミット」12年ぶり復活 9月に福島県浪江町で開催 地元商工会青年部が企画

 

やきそばサミットへの支援を呼びかけるチラシ

 

2022/06/28 17:41

 

 福島県浪江町商工会青年部は9月、東北地方の有名焼きそばを集めた「東北やきそばサミット」を東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、初めて催す。県内外から人を呼び込んで町の復興を発信するとともに、名物「なみえ焼そば」をPRし、地域活性化につなげる。約12年ぶりの開催に向け、クラウドファンディング(CF)で運営資金を募っている。

 9月17、18の両日、町役場駐車場での開催を計画している。震災と原発事故前は、なみえ焼そばなど「東北四大焼きそば」として各県が出店したが、今回は秋田県の男鹿しょっつる焼きそばを加えた「東北五大焼きそば」に規模を拡大させる。ステージイベントも実施する。

 2010(平成22)年に町内で開いたサミットでは、2日間で全国から約3万5000人が来場した。ご当地グルメに舌鼓を打ち、終了時刻前に完売する盛況ぶりだった。

 サミットの復活を見据え、CFで目標金額200万円を7月7日まで募集している。支援は5000円から10万円まで12種類のコースがある。金額によって、イベント当日に並ばずに焼きそばが買える「ファストパス」、なみえ焼そばのギフトセット、ご当地キャラクター「うけどん」のグッズセットなどの返礼品が受け取れる。

 青年部の前司昭博部長は「焼きそばを楽しく、おいしく食べて、浪江で幸せを感じてほしい」とサミットへの来場やCFの支援を呼び掛けている。

 サミットの出店者やステージイベントへの出演者も募っている。問い合わせは浪江町商工会青年部へ。

 

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