福島県双葉町、役場新庁舎で業務スタート 復興本格化へ

 

町内で業務を再開した町役場新庁舎で、来庁者に応対する職員

 

2022/09/06 09:30

 

 福島県双葉町は5日、東京電力福島第一原発事故による避難指示が解除されたJR双葉駅前の町役場新庁舎で業務を開始した。町内に本庁舎機能が戻るのは約11年半ぶり。町は新庁舎を拠点に復興を本格化させる。

 ほぼ全ての課が戻り、職員約100人が勤務を始めた。初日は、避難生活を送る町民らが各課の窓口を訪れ、各種証明書などを受け取った。住宅関係の手続きのため、住民生活課を訪ねた町民の40代男性は「町で手続きができて便利になった。幅広い世代の人が町に住めるようなまちづくりを進めてほしい」と話した。

 町は全町避難により、町民が集団避難した川俣町、埼玉県のさいたま市と加須市に役場機能を移し、2013(平成25)年6月からいわき市に置いた。いわき市の仮役場はいわき支所として約20人が常駐し、窓口機能を残す。

 新庁舎の住所は町大字長塚字町西73の4。

 

 

 

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