福島県飯舘村の地域活性化や復興のアイデア発表 初の「学生サミット」
杉岡村長(後列左)を交え意見交換をする学生
2022/09/19 17:55
福島県内外の大学生が飯舘村の地域活性化や復興を考える初の「福島飯舘学生サミット」は19日、村地域防災センターで開幕した。20日まで。初日は杉岡誠村長を交えた意見交換会を開き、若者の視点を生かしたアイデアなどを発表した。
東京大の学生サークル「東大むら塾」の主催。県内で復興支援に携わる東京大をはじめ、福島大や大阪大、慶応大から合わせて約70人が参加した。意見交換会では杉岡村長が村の現状を説明した後、各大の代表学生が活動内容を発表した。
参加者は6班に分かれ「未来を担う子どもたちを支える事業を展開する」「交流サイト(SNS)による情報発信強化」などの考えを述べた。参加者は他大学の取り組みを参考にしながら、自身らの活動に生かす。
サミットを企画した東大むら塾の松野大河さん(21)=教養学部3年=は「今後も各大学との交流を深め、地域を盛り上げていきたい」と語った。杉岡村長は「多くの若者が村を訪れ活動してもらうことが、住民の力になる」と期待した。
最終日は学生らが村内視察などを行う。