サウナ職人の技競う「熱波甲子園」で福島県いわき市のいわき健康センター総合優勝
優勝旗を手に笑顔を見せる(左から)宮野さん、吉田さん、水野さん
2022/10/18 21:21
サウナの職人「熱波師」の技とパフォーマンス力を競う「熱波甲子園2022秋」は17日、横浜市の温浴施設で行われ、福島県いわき市のいわき健康センターが初出場で総合優勝を果たした。大会は14回目で、東北の出場者の優勝は初めて。
全国から15の企業・個人が出場。いわき健康センターは主将の宮野尊晴さん(38)、吉田典史さん(46)、水野博貴さん(28)の3人で臨んだ。
熱波師検定に合格しているエースの吉田さんがチームをけん引。水が入ったペットボトルをバスタオルであおぎ、倒した本数を競う「テーブルペットボトル落とし」では全選手でトップの成績を残した。3人による団体戦ではパフォーマンス競技に挑み、熱波に強弱を付けるフリップ芸の演出などが評価された。
優勝旗を手に凱旋(がいせん)した宮野さんは「コロナ禍の影響を受け続けてきた温浴業界が元気になればうれしい。多くの人にサウナの魅力を広めていきたい」と笑顔を見せた。優勝旗は施設内に展示し、今後はパフォーマンスを披露する機会を設ける予定。12月には、年間王者を決めるチャンピオンカーニバルに出場する。