「フレックスジャパン」が福島県双葉町に工房開設へ 衣料品のリメークとオーダーシャツ 来春開始予定

 

2022/10/27 09:43

 

 福島県双葉町の中野地区復興産業拠点に進出するアパレルメーカー「フレックスジャパン」(本社・長野県)は店舗と工房を備えた「フレックスジャパンひなた工房双葉」を構え、衣料品のリメークとオーダーシャツの製造に乗り出す。来年5月頃の操業開始を予定している。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの町の再生につなげるとともに、持続可能な社会の実現を目指す。

 26日、現地で地鎮祭が行われた。矢島隆生社長ら関係者が、工事の安全を祈願した。

 同社は1940(昭和15)年創業。国内は長野、熊本両県に製造拠点があり、中国やミャンマーなどにも工場を持つ。オーダーシャツ、お直し修理事業などを展開している。

 双葉町では、着物や衣料品全般をリメークする衣料品再生とオーダーシャツの製造を計画している。店舗は木造平屋で延べ床面積48・65平方メートル、工房は鉄骨造平屋で延べ床面積162平方メートル。クレハ建設が施工する。

 建設地の西側では、浅野撚糸(本社・岐阜県)の撚糸工場と販売店舗の建設が進んでいる。

 

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