大熊町民へ絵手紙ポスター制作 福島県会津若松市のNPO法人会津地域連携センターなど

 

ポスターデザインを担当した(前列右から)山口さん、岡田さん、阿部さん

 

2022/11/30 09:58

 

 福島県会津若松市のNPO法人会津地域連携センターはエフエム会津と連携し、市内に避難している大熊町民に向けた「時候あいさつ 絵手紙ポスター」を制作した。災害公営住宅の町民らに届けられる。28日、町の義務教育学校「学び舎(や) ゆめの森」で披露した。

 会津大短期大学部産業情報学科デザイン情報コースの高橋延昌教授のゼミ生5人が、冬を題材にしたデザインを担当。代表の阿部叶葵さん、岡田海佳瑠さん、山口夏琳さんが作品への思いや特徴を説明し、A3サイズのポスターを代表の児童と生徒に手渡した。

 義務教育学校は新年度、町内に移る予定。佐藤由弘校長は「会津で迎える最後の冬。心温まる思いを寄せてもらった」と感謝した。同NPOの稲生孝之理事長は「震災をこれからも風化させてはならない」と話した。

 今回の取り組みは、日本郵便年賀寄付金配分事業の一環。会津若松郵便局の鈴木日出男局長、エフエム会津の二ノ宮慎哉放送局長が出席した。

 ゼミ生は今後、春のポスターデザインも担う。

 

関連記事

ページ上部へ戻る