復興拠点の移動販売や見守り活動で連携 福島県富岡町とヨークベニマル、セブンイレブン

 

協定書を交わす(左から)赤羽、山本、矢吹の各氏

 

2022/11/30 17:10

 

 福島県富岡町とヨークベニマル、セブン―イレブン・ジャパンは30日、包括連携協定を結んだ。来春に避難指示解除を控える町内の特定復興再生拠点区域(復興拠点)での移動販売の実施や地域住民の見守り活動など、幅広い分野で連携する。

 町内では昨年の秋からセブン―イレブン・ジャパンが運行する移動販売車による試験販売が行われている。移動範囲を復興拠点まで広げ、買い物環境の整備とともに住民の帰還促進につなげる。移動販売のルートは今後協議する。

 締結式を町役場で行い、山本育男町長とヨークベニマルの矢吹裕執行役員総務室長、セブン―イレブン・ジャパンの赤羽哲オペレーション本部福島・茨城ゾーンマネジャーが協定書を交わした。

 山本町長は「生活の利便性向上に期待がかかる」と述べた。矢吹室長と赤羽マネジャーは「町の要望に応えながら、地域活性化を後押しする」と決意を示した。

 

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