最優秀賞の文部科学大臣賞に小山高専 福島県楢葉町で第7回廃炉創造ロボコン 廃炉ロボットの性能を競う
競技を前にロボットの状態を確認する福島高専の学生
2022/12/11 10:05
全国の高等専門学校生が自作した廃炉ロボットの性能を競うコンテスト「第7回廃炉創造ロボコン」は10日、福島県楢葉町の日本原子力研究開発機構(JAEA)楢葉遠隔技術開発センターで開かれ、最優秀賞の文部科学大臣賞に小山高専(栃木県)が選ばれた。地元の福島高専は特別賞のアスム賞を受けた。
全国から12校14チームが出場した。東京電力福島第1原発の高線量エリアでの遠隔高所除染作業を想定した。ロボットは競技フィールドに設置されたスロープやグレーチングを乗り越えながら目的地まで移動し、高さ2・7㍍の高さにある紙をインクで塗りつぶすことを目指した。各チームの生徒は遠隔でロボットを操作し、時間内の達成を目指した。
コンテストはJAEA、全国の高専などでつくる廃止措置人材育成高専等連携協議会の主催。
成績は次の通り。
▽最優秀賞=小山高専▽優秀賞=舞鶴高専▽アイデア賞=鶴岡高専▽技術賞=大阪公立大高専▽イノベーション賞=熊本高専▽特別賞=仙台高専、旭川高専、一関高専、福島高専